ヤバめのカフカ -日常-

テーマなしの要するにとっても雑なブログです。

 【アニメ】僕の心のヤバいやつ

もうすでに夏アニメがどんどん始まっているというのに少し前に第1期が終わった『僕の心のヤバいやつ』について書きたいと思います。

 

予備知識なしの状態でこの前ほとんど一気見に近いスピードで鑑賞。

 

もっとバカっぽい話だと思ってました。。

 

序盤こそ下ネタ多めでしたが、主人公の市川くんとヒロイン山田さんの心情がとても細かく描かれていて、思ってたより落ち着いたラブコメという印象。

 

市川くんは序盤のひねくれ加減と厨二病設定、その割に行動は何気に紳士的というところにとても共感できました。

 

厨二病全開ファッションは過去の自分を見せられてる気分で死にかけた。。

 

ていうか市川くん絶対ART-SCHOOL好きだわ。

 

そしてヒロインの山田さんは女子中学生の願望を全て集めたような超絶スタイル・超絶性格の良い美少女という鬼のような設定。

 

お菓子も揚げ物もアホみたいに食べてあのプロポーションはヤバい。

 

中学校という大人よりハードで目まぐるしく環境の変化が激しい時期の2人の関係の変化をじっくりと見せてくれてます。

 

原作も既刊は全て読みました。

 

当たり前ですがアニメ版とは違った雰囲気でこれもまた超面白い。

 

アニメ版はOPのパステルカラーの波とヨルシカのミドルテンポな楽曲が大きく影響している気がします。

 

 

 

EDに使われてもおかしくないようなゆっくり目の曲がアニメのスピード感を補強してくれてると感じました(OPなのに主人公とヒロインしか出てこないのもいい)

 

もちろんEDも尋常じゃなくいいです。

 

なんだか新海誠監督の初期の作品をマイルドにしたような感じ。

 

ギャグも濃すぎず薄すぎずで恋愛要素とのバランスが絶妙にいいです。

 

特に山田さんの天然ボケと市川くんの心の中のツッコミが最高!

 

そして個人的な見所としては教室に入ってくる日差しの描写。

 

これは原作にはない要素ですね。

 

特に6話の終盤での図書室でのやりとりの夕陽が沈んでいく瞬間(テレンス・マリックの 『天国の日々』みたい)や7話の事務倉庫で山田さんに射す後光(女神)などは芸術的ですらあります。

 

物語の展開も漫画版からアニメ用に改良されていて、特に7話の”ジャージが入れ替わる→保健室で着替える→そのまま身長測る”のくだりなんか非常に自然な流れ(ジャージが入れ替わる前の話”闇取引”は原作だけなので要チェック)

 

2期も来年1月に放送決定しているようなのでとても楽しみです。