ヤバめのカフカ -日常-

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【映画】『ノースマン 導かれし復讐者』【感想】

 

どーもこんにちはマコトです

 

昨日ようやく鑑賞しました『ノースマン 導かれし復讐者』

 

ストーリー

 

9世紀、スカンジナビア地域にある、とある島国。  若き王子アムレート(オスカー・ノヴァク)は、旅から帰還した父オーヴァンディル王(イーサン・ホーク)とともに、宮廷の道化ヘイミル(ウィレム・デフォー)の立ち会いのもと、成人の儀式を執り行っていた。しかし、儀式の直後、叔父のフィヨルニル(クレス・バング)がオーヴァンディルを殺害し、グートルン王妃(ニコール・キッドマン)を連れ去ってしまう。10歳のアムレートは殺された父の復讐と母の救出を誓い、たった一人、ボートで島を脱出する。  数年後、怒りに燃えるアムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、スラブ族の預言者ビョーク)と出会い、己の運命と使命を思い出した彼は、フィヨルニルがアイスランドで農場を営んでいることを知る。奴隷に変装して奴隷船に乗り込んだアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)の助けを借り、叔父の農場に潜り込むが…。

引用元:ノースマン オフィシャルサイト 

 

日本ではほとんど話題になってませんが、超大作といっていい豪華なキャスティング

 

監督は注目株のロバート・エガース

 

アバター続編を完全スルーしてた自分もこれは見に行きました

 

復讐劇なんでちょっと暗いですが普通に面白かったです

 

主人公のアムレートはシェイクスピアハムレットの原型なんだとか

 

序盤の美少年が数年後に突然バルクアップしてビビりましたが、194cmのアレクサンダー・スカルスガルドは強さに説得力がありました

 

ちなみに幼い頃のアムレート役はオスカー・ノヴァク

 

でこの映画"復讐"は表面的な目的であり、"血筋を絶やさないこと"がメインテーマなんじゃないかなと感じました

 

主人公アムレートは父親から自分が殺されたら殺した奴に必ず復讐しろと幼い頃から刷り込まれています

 

この刷り込みが呪いのようにアムレートにつきまとうのですが、子孫を残すためにこういうシステムを取っているのかなと思いました

 

途中から復讐心から別の形に変わっていくところも見どころ

 

ちなみにアムレートが父親の血に触れて自分の血統を感じるシーンはとても印象的でした

 

序盤のオーヴァルディン王と王妃、フィオルニルの会話が3人の関係性を物語る上で重要なシーンです

 

正直ちゃんと見てなかったんでもう一回見たい

 

ニコール・キッドマン演じる王妃の言動は鑑賞後も理解できていないですがやばいオーラ出してます

 

さすがハリウッドの女王!

 

そして少ない出演シーンでしっかりインパクトを残したアイスランドの歌姫ビョークにMVPを送りたい

 

いい加減にダンサー・イン・ザ・ダークのイメージを更新したいところです

 

エガース監督の前作『ライトハウス』で鳥がキーワードになってましたが今回も重要な役割を担ってます

 

アクションに関しては序盤のロシアの地での襲撃シーンやクライマックスの決闘なんかはかなりいい感じでした

 

ロバート・エガースは心理描写がダーレン・アロノフスキー監督に近い不思議な魅力があっていいです

 

意外とバットマンとか撮ったら面白そう

 

今回はこんな感じですっ